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品格

土俵祭

本場所前日に開催される「土俵祭」は、土俵に神様をお迎えし、15日間の場所の安泰を祈願する、厳かな儀式です。
神官姿の行司が祭主になり、お祓いをして祝詞をあげます。
千秋楽には土俵にお迎えした神様を天上にお送りする「神送りの儀式」を行います。

吊り屋根(屋形)

国技館の吊り屋根は伊勢神宮などと同じ神明造りです。
屋根の四隅には青(東)・赤(南)・白(西)・黒(北)の「四房」が見えます。
それぞれ青龍・朱雀・白虎・玄武の四神を表し、神聖な土壌を守護する役割があります。

清めの塩

地の邪気(悪い気)を祓い、土俵を清める意味から、土俵には「清めの塩」をまきます。
塩には殺菌効果があるので、すり傷や切り傷の化膿止めにもなります。
一場所で約六百キロ使われます。

四股

力士の足腰を鍛え、体をほぐす効果もありますが、古くは「醜」という字が当てられ、足下の地面に潜む邪悪なものを踏みつけて、封じ込める意味が込められています。

横綱土俵入り

化粧廻しの上に綱を締めた横綱が、行司の先導で、露払い、太刀持ちを従えて土俵に上がり土俵入りを行います。
土俵入りの型には「雲龍型」と「不知火型」の二種類があります。